東 信  Makoto AZUMA
2002年より、注文に合わせてデッザンを起こし、花材を仕入れ、花束をつくるオートクチュールの花屋「JARDINS des FLEURS」を銀座に構える(現在は南青山所在)。2005年頃から、こうした花屋としての活動に加え、植物による表現の可能性を追求し、彫刻作品ともいえる造形表現=Botanical Sculptureを開始し、海外から注目を集めはじめる。ニューヨークでの個展を皮切りに、パリやデュッセルドルフなどで実験的な作品を数多く発表するほか、2009年より実験的植物集団「東信、花樹研究所 (AMKK)」を立ち上げ、ミラノ、ベルギー、上海、メキシコの美術館やアートギャラリー、パブリックスペースで作品発表を重ねる。近年では自然界では存在し得ないような地球上のさまざまなシチュエーションで花を活けるプロジェクトを精力的に展開。独自の視点から植物の美を追求し続けている。
ウェブサイト:http://azumamakoto.com


小金沢 智 KOGANEZAWA Satoshi
1982年、群馬県生まれ。2008年、明治学院大学大学院文学研究科芸術学専攻博士前期課程修了。専門は日本近現代美術。大学院修了後、都内の現代美術を取り扱うギャラリーで働く一方、現代美術のウェブマガジン「カロンズネット」を中心に現代美術の評論、批評を発表。現在フリーランスとして活動し、執筆の他、展覧会のコーディネートも行なう。共著に『美術検定過去問題集 2008』(美術出版社、2008)。2010年4月より、「AMNP」(東信ニュースペーパー)編集長。
ブログ:http://d.hatena.ne.jp/SUTR/