荒井良 Ryo Arai
1958年東京生まれ。文化学院美術科、武蔵野美術学園彫塑科卒業。1989年 川越で「工房もんも」として、張り子制作をはじめる。「川越張り子」などの郷土玩具を制作(主にお面・干支・招き猫など)1996年「化けものつづら」シリーズとして、妖怪の作品制作を始める。1998 年より京極夏彦著・文庫本の表紙をてがける。素材が全て紙とはにわかに信じ難い彼のリアリティあふれる超絶技法は、江戸からくり、欄間彫刻、根付、能面などの技法を現代に生かし、人間社会に災いをもたらす俗・狂・魍魎・猥雑な” 姿なき” 異界の 未確認生物たちを創造する。
ウェブサイト:http://h-box.info/arairyo_site/


伊多呂 ITARO
根付彫刻・木口木版画作家
1961年生まれ。根付彫刻・細密彫刻作品を主に、平面の作品を本名の山本至としても発表している。版画と根付彫刻で培った技術を活かした、立体作品に挑戦している。国際根付彫刻会会員。木口木版画家として持つ超絶の彫刻テクニック。その平面上の微細な彫刻技術を、そのまま六面体の根付に展開。その独創性溢れるデザイン、構図、フォルムには、手間暇と技術、才能が見事に作品として結実し、現代根付界の奇才と呼ばれる。